水世界
太陽
太陽が僕を焦がした
あつくて あつくて 灰すら残らない
焼かれて 焦がされて 涙すら奪われていく
激しい嵐のように
真っ赤に染まる世界
太陽が僕を凍らせた
こわくて こわくて 逃げ出せない
冷たい炎が 僕を捕えて 血すら絡まった
ひやりと透き通る心
真っ青に壊れてゆく
太陽が僕を消してゆく
まぶしくて まぶしくて 何も見えない
白い世界の中で存在すら溶かされていく
灼熱の闇に落とされた
僕はどこにいる
熱に首を絞められて
光に瞳を焼かれてゆく
けれど、欲しくて 欲しくて 欲しくて
欲しい
真っ暗で眩しい闇
絶望の灼熱
焼き尽くされて
憎しみだけが残る