水世界
星屑
星屑となった影 爆発した欠片を 飲み込んだ
痛みすらもう不確かで
何度も何度も輝きで痛めつける
眩しいものにすがれば生きていけるとでも思っている
星屑はもう屑でしかないんだ
愚かしさは理解している
それでも救う術を持たない
なにも分からない
涙だけが終わりの無い苦しみのように流れては落ちる
きらきらとした光を反射して
皮肉に輝いた
涙が輝きだなんて可笑しい
けれど、その感触だけが最後の望みなんだ
飲み込んだ星屑は体の中で暴れて、皮膚を心を焼きつくそうとした
目眩がする
吐き気がする
はじめから無理なんだ
同化することはできない
星は人ではない けれど、人は星なんだ
人
痛みを持った星屑の影
人の憎しみだけが輝きなんだ