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なにサマ?オレ様☆ 司佐さまッ!

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「うん。司佐の晴れ舞台だ。コトハも待ってる。早く行こう」
「……俺は幸せ者だな。初めて実感するよ。今まで手に入れられなかったものはないけど、コトハだけは、自分で選んで掴んだ気がする」
 司佐の言葉に、昭人は静かに微笑んだ。
「そうだよ。貴一様や藤二様に好かれていたコトハを、妻に出来るんだから」
「それに、おまえにもだろ?」
「ああ……だからこれからも、幸せになってもらわないと困るからな」
「大丈夫だ。おまえの手は煩わせない。俺はコトハを愛してる」
「うん」
「昭人。おまえも自由になれ」
 その言葉に、昭人は笑った。
「こんな危なっかしい主人を転がせられるのは僕だけだよ、司佐」
「言ったな」
「僕の自由は、司佐の片腕として頑張ること。もう一方の片腕はコトハだ」
「ああ……これからも俺について来いよ、昭人。行こう」
 昭人を傍らに置き、司佐はチャペルへと向かう。
 幸福の鐘が鳴りやまぬ中で、司佐は目の前にいるコトハのベールを上げ、そっとキスをした。
「コトハ。必ず幸せにしてやる」
「司佐様……」
 照れながら俯くコトハの耳元で、更に司佐は囁いた。
「だからおまえも、俺のことを幸せにしろ」
 その言葉に、コトハは明るく微笑んだ。
「はい、司佐様!」
 ライスシャワーの中で、二人はもう一度キスをする。
 突き抜けるような青空の下で、幸せな時が流れていた。