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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「セックスアンドザシックスティーズ」第十話

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「夫は・・・居りません。バツ一って言うんですか娘が一人居ります。もう何年になるのかしら、離婚して。忘れるぐらい経ちました」
「頑張ってこられてきたのですね。じゃあお孫さんも居られるんですか?」
「いえ、まだなんです。最近結婚する事になったばかりなので」
「私のところは孫が二人もいるんですよ。娘が生んだ男の子と息子に女の子です。まだ小さいですがとっても可愛いです。本当に目に入れても痛くないって思いますね」
「そうでしょうね。友達にも孫がいる人は同じことを言いますから・・・奥様お孫さんがいらっしゃるのに浮気されていたのですか?」
「していた、と言うことが解ってしまったんです。うっかりと言うのかメールを間違えて私に送ってしまったんですよ」
「そんな事あるんですね!信じられない・・・」
「動揺していたのかもしれないね。終わったと思っていたのにメールが来たから、返事をどうしようか迷って・・・うっかり送り先を間違ったのでしょう。
どうやら住所録がとなりどうしだったみたいだから」
「何と書いてあったんですか?」
「もう会いたくありませんと書いてあったよ」
「じゃあ・・・お許しになられたんですね?」
「ええ、許すも許さないも二人の関係は冷えていましたからね。孫が出来て娘から一緒に出かけたらどうなの?と勧められてここを予約したんです。
何故東京なのかといえば、妻の実家が横浜だったので帰りに寄れるということもあったんです」