小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
てっしゅう
てっしゅう
novelistID. 29231
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

「セックスアンドザシックスティーズ」第十話

INDEX|2ページ/7ページ|

次のページ前のページ
 

「もう遅い時間になりましたね。恵子さんはお部屋に戻らなくてもいいのですか?」
「・・・戻って欲しいですか?」
「そういう意味で言ったのではありません。気分を悪くしないで下さい」
「ゴメンなさい。ご親切に言ってくださったのに・・・」その後は言葉が続かなかった。恵子は泣いてしまった。

「さっき会ったばかりなのに怒らないで聞いてくださいね。よかったら私の部屋に来ませんか?もっとお話しがしたいと思っていますから・・・」
「・・・はい・・・同じ階でしたね。一度部屋に戻ってから伺います。何号室でしたか?」
「702です」
「じゃあ、10分後ぐらいに・・・」
「待っています」

チェックを済ませて二人はエレベーターに乗った。そっと犬飼の手が恵子の手を握った。
恵子も握り返した。それがOKの合図のように取れた。