株に遊ばれて
(1) 強気相場
20年後の2030年には、世界の株式時価総額は現在の43兆ドルより3倍以上の145兆ドルになると予想されている。
長期トレンドで見て、1.2京円ということだ。
その割には悲観が続き、強気相場になってこない。
偉大なカリスマ投資家のジョン・テンプルトン卿は語った。
【強気相場は悲観の中で生まれ、 懐疑の中で育ち、 楽観と共に成熟し、 幸福のうちに消えて行く】
(Bull market are born on pessimism, grow on akepticism, mature on optimism, and die on euphoria.)
この言葉は味わい深く、実に妙に相場の動きを言い当てている。
しかし、今は悲観の中にあると思うが、一向に強気相場が生まれてくる兆しが見えない。
せめて生きている間に、第2ステップの「懐疑の中で育ち」程度は味わってみたい。
まさか平家物語の語り、
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす、おごれる人も久しからず、ただ春の世の夢のごとし……」
で、終わらないことを祈ってる。
そんな日々ではあるが、米国がお札を擦り過ぎいるようだ。
そため世界金余り状態なのか?
ニューヨークが少し活気付いているようだ。
だが、2011年の初め、日本は日経が15,000円にとどくかと思われたが、震災。
その秋からはミニバブルになると言う予測は吹っ飛んだ。
そして、最安値の8,160円を付け、今も10,000円を切る状態が続いている。
15,000円を超える日は、二度とこないのではと。
『強気相場は悲観の中で生まれ・・・』
もうその時期だと思うが、さてさてどうなって行くことだろうか?