一羽のココロと理不尽なセカイ
急ぎその場から離れた。しかし先回りされていたのだろうか、村人たちが俺の周りを
即座に囲んだ。もう駄目だと覚悟目をつむった次の瞬間、村人のどよめきが俺の耳に届く。目を開くと、彼らは俺ではなくその先に視線をやっていた。そしてその先にいる人物に俺は驚きを隠すことが出来なかった。
小柄な体系に威勢の良い文句が書かれたロングシャツ、ウルフカットの少女がそこに
いた。
「おうおうおう、ここはこのラト様が陣取ったぜっ!」
一羽のココロと理不尽なセカイ
終わり
作品名:一羽のココロと理不尽なセカイ 作家名:みらい.N