SAⅤIOR・AGENT
Episode4,第2のセイヴァー・エージェント
宇宙を赤い球体状の物体が尾を引きながら駆け抜けて行った。
それは匠が地球に戻って来た時と同じ、サポーターの宇宙空間の移動形態だった。
そして中には1人の少女が居た。
「フンフンフン〜」
『随分嬉しそうね、お嬢』
「あ、分かる〜?」
少女は声の主に返した。
『そんなに地球に配属された事が嬉しいの?』
「うん、だってまた一緒に仕事ができるようになったんだよ、これ以上嬉しい事って無いじゃない?」
『そうね、でも遊びじゃないって事は忘れないでね』
「分かってるよ、任せてよ」
すると少女は一間置くとつぶやいた。
「タクミ、今行くからね」
作品名:SAⅤIOR・AGENT 作家名:kazuyuki