MILKY NIGHT
白い壁に囲まれた広い町が あの娘の住む町さ
町の中は陽気なパッションブルー 今日も賑わっている
砂漠からの風は壁に遮られ ここでは何も心配いらない
やがて壁の向こうの砂漠に日が沈み 夜の帳が降りてくる
あの娘は三日月にかけたハンモック
瞳に幾千もの星をちりばめ
天の川渡る お船の流れ星
どんなお願いをかけているの
夜は皆ぐっすりとよく眠るんだ あの娘も瞳を閉じる
町の中はしじまにつつまれ 眠りの淵へ誘う
星屑が降りてきて町を包み込む ここでは夢も星影の虜
やがて東の空が白く燃え出すまで すてきな夢はMILKY NIGHT
あの娘は三日月にかけたハンモック
瞳は明日のためにおやすみなさい
気付かない空で 天の川が滑る
今宵もすてきな夢 朝まで
作品名:MILKY NIGHT 作家名:栗原 峰幸