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「コレ、完成したんだ。セイジくんに渡しておくね」
ナオから、二つの、金色の腕輪を手渡される。
「これは？」
「融合機！！」
「え？」
どういう事だ？まさか…。
「例えばね、セイジくんと、私がこの腕輪をはめて、なんでもいいから合言葉を言うの」
なんか、背後から何かが近寄ってくる気がする。
…！
振り向いても何もいない。
「そしたらね、セイジくんと私が合体！」
殺気！！
…！
何もいない。…どういう事？さっき、確実に背後から…。
「でも弱点があってね」
さっきから様子のおかしいセイジに構わず、どんどん話を続ける。