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「ん？」
「どうした、ナオヤ？」
「いや、あれ、見てみろ」
ナオヤの指さす、その先には『魔法障壁』と書かれた機械が置かれていた。
正確的に言うと、数種類の言語で書かれている。
「これを壊せば…」
「ああ、セイジやユウタが！」
「よし！」
バン！
鉛玉をぶち込んでみるものの、反応がない。
「くそっ、誰か鈍器持ってるやついねぇか！？」
「俺もってるぜ」
ケントの武器はハンマー。物を壊すのにはうってつけの武器だ。
「よし、か、せ…」
目の前のナオヤが固まる。
「どうした？」
「う、…後ろ…」
振り向くと、そこには、2mはあろうかというような大男が立っていた。
「＠＠＠＠＠＠」
「うわぁぁぁ！！！！」
全力で逃げる。
ちゃんとみんなついてきているようだ。
「あ、あれ、う、宇宙人！！？」
「知らん！！」
宇宙人は後ろから追いかけてきている。
「はぁー、はぁー」
「あ、あいつ、な、何て言ってたんだよ！」
「はぁ、はぁ、そんなん、知るか、ケホッ」
「なんか、アユとか言ってなかった！？」
「空耳だろ！！」