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戦闘班サイド

「なんで、くそっ！」
敵の機械兵の数は少ない。
が、その”少ない”全員が融合したあとの機械兵。
一体一体が強い。
「くっ！」
U・M・O隊において、近接武器の扱いが一番うまいのは、言うまでもない、ヒトミだ。
が、そのヒトミの実力をもってしても、融合機械兵に致命傷を与える事が出来ない。
いつの間にか雨も降ってきた。
このままだと、体力を削られ、そのまま全滅…。
「そんなこと、絶対にさせない！！」
敵に斬りかかろうとしたその時。
ピピッ！
カナからの通信が入った。
『セイジさんより伝言です！〈早くそこから離れろ！〉』
？
どういう事か理解が出来ない。
雨は一層激しくなる。
『〈早く！！〉』
とりあえず、戦闘を中止し、木の下に隠れる。
他のみんなも、木に隠れていた。
『〈伏せろ！！〉』
！そういう事！
ドーーーン！！ゴロゴロ…
こちらに向かってきていた融合機械兵達に命中する。
さらにもう一発の雷。
これで、数体は動かなくなった。
が、もうこれ以上の雷は期待できない。
セイジの魔力の限界は”本気で2発”。
ユウタは雷魔法を使えない。
が、今の雷で敵に大打撃を与える事が出来た。
「このまま乗り込むわよ！！」