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セイジ、ユウタサイド

「お、おい、どうする？」
目の前では皆が戦っている。でも、セイジ達には何もすることができない。
「どうするもなにも、魔法が使えないんじゃ…」
その時、ある事をひらめいた。
あの建物の半径数十m圏内で”魔法が”使えない…。
ってことは！
「ユウタ、ここから近くて、さらにこの辺り一帯が見渡せるくらいのところ…、あった！！」
ここは川の上流。つまりは山の斜面。
という事は頂上に登ればいい。簡単な事だ。
「山、早く登ろう！！」
「どうした、いきなり？」
「登りながら説明するから、早く！！」