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TranceMix! 2話

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基地の方めがけて、かみな…。
「ん?どうしたの?セイジ」
分かった、と言ったまま固まってしまったセイジに、何があったのか聞く。
「あれ…、避雷針…」
セイジの指さした先、建物の屋上には、天に向かって伸びた大きな鉄の針があった。
これでは、雷魔法は効きそうにもない。
仕方ない、炎魔法を使おう。
そう思って、両腕に魔力を溜めていた時。
フッ
突然、魔力が消え去った。
なんで!?どうして!?
そう思う間もなく、監視していたはずの機械兵がこちらめがけて襲ってくる。
その3体は、あっという間にヒトミに切り捨てられた。
「まずいわね、応援呼ばれたかも…」
「おいセイジ、何があったんだ!?」
状況が理解できてないらしく、ユウタがセイジに聞く。
が、状況理解が出来てないのはセイジも同じ。
「分からない、分からないよ……。両腕に魔力を溜めてたら、急に魔力が消えて、機械兵が来て…」
「多分、魔法が使えなくなるような結界か何か張られたな」
2人とは違い、タツヤは冷静に状況理解出来ていた。
「ってことは…俺やセイジは!?」
「今回は戦力外ってことだ」
そう、魔法が使えない以上、”魔法しか使えない”セイジやユウタは戦力外。
「……そんな…!」
セイジは、いや、ユウタも、コウキを助けたくてここに来た。
…でも、このままでは助けるどころか…。
「くそっ!!」
作品名:TranceMix! 2話 作家名:ざぶ