私たち美少女は!
上級生からの歓迎・担任の先生からの説明
その後、新入生たちは科目別に教室に入った。
私、佐々木 美沙は緊張した。
ミニスカートから出る細い脚がぶるぶる震える。
「佐々木さん、大丈夫ですよ。6年間がんばってください」
担任の南先生が、私を励ました。
「はい」
私は素直に返事した。
この学園には、総合芸能科とモデル・ダンス科などに分かれている。
私はモデル・ダンス科のクラスに入った。
「入学おめでとう!」
上級生たちが一斉に歓迎した。
「わ、私のために・・・」
3Dスクリーンに佐々木実奈たち新入生を歓迎するアニメが表示された。
上級生たちはイスに座った。
「みんな・・・。きれい。髪がそのへんにいる少女たちと違う!ライトに照らされた髪が、つやつや輝いている。それにきれいな肌。足が細くって長い」
日本全国から集められた美少女たちである。
担任の南先生は、40歳を過ぎているが、見た目は20代前半でも通用する美人教師である。
「それでは、1年間のスケジュールをお伝えします」
教室の壁が黒板(スクリーン)になった。
「この学院は週6日で授業を行います。1日6時限、なお土曜日は4時限で半日で終了します。これだけ言いたい事は、卒業までは男子との恋愛は厳禁です。それから、いかがわしい芸能プロダクションの誘いやモデル撮影会などは拒否してください」
教室の壁に授業内容とイベントなどが表示された。
「それでは昨年の思い出を映します。上映時間、2時間ありますので、その前に10分間休憩します」
休憩時間に入り、新入生20人は、それぞれ挨拶した。