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ミカナギ
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城塞都市/翅都
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話の内容がわからずに、「なんでぇレベッカ、大爺と何話てたんでェ?」と首をかしげる大哥には「内緒です」と笑っておいて、わたしは踵を返して台所に向かう。
暖炉の前に立ち、ふと顔を上げて窓の外を見てみると、雨は気がつかないうちに小降りになってきていた。
これは、もしかしたら夜までにはやんでしまうかもしれないな、とわたしは思った。
=END=
作品名:
城塞都市/翅都
作家名:
ミカナギ