小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
マナーモード
マナーモード
novelistID. 29058
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

スケートリンク

INDEX|11ページ/16ページ|

次のページ前のページ
 

ところが、彼女から受け取った電話番号のメモを、どこに仕舞ったのかが思い出せない。仕事に行くときにいつも持って行くバッグの中を探したが、それを発見することはできなかった。制服のポケットだとすると、勤め先へ行ってロッカーを開けることになると思った。

                   *

 空腹を覚えた池上は日中兄と会ったファミリーレストランへ行った。一番安いパスタを食べてから会計を済ませたとき、時刻は午後八時になるところだった。そのとき、電話が着信した。
非通知だった。
「はい。池上です」
「池上さんですね?わたし、山村です」
「……絵里香さん?」
「そうです。電話、待ってましたよ」
「ごめんなさい。メモを紛失しました……でも、どうして私の番号がわかったんですか?」
作品名:スケートリンク 作家名:マナーモード