小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
てっしゅう
てっしゅう
novelistID. 29231
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

「仮面の町」 第九話

INDEX|2ページ/7ページ|

次のページ前のページ
 

「なんということだ!何故警察はウソをついたのか解らない・・・もしかして、天木さんはご存知なのですか?」
「今からお話しすることは予測の範囲です。そのことをご承知して頂ければ、お話しします」
「構わないよ。聞かせてくれ」
「はい、事故はある社長の専属運転手が信号無視をして起こしました。警察が来た時には現場に居なくなっていました。つまりひき逃げをしたと言うことになります。救急車で病院へ運ばれた時には二人ともダメだったようです。そう聞きました」
「そうか・・・それが真実か」
「私が橋を渡ってゆく二人乗りをしたバイクを見て、事故のあった交差点の信号機が青だったことはしっかりと覚えています。もちろんそのことも警察には言いました。ヘルメットも被らずに危ないとは感じていましたが、ぶつかったのは車の方からでした」
「真人が二人乗りをして危険走行をしながら、信号無視をして交差点に入り事故を起こしたのだろう、と聞かされていました。警察はひき逃げを認めましたが、事故の様子から無茶な運転をしていた真人が起こしたのだから仕方ないと言いました。でもそれは、今のお話を聞く限り違っていますね・・・」