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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「初体験・選択編」 第四話

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「お母さん、私が何とかするからお父さんのお金は使わないで頂戴・・・大切なものなんだから」
「小枝子、いいのよ。あなたの幸せのために使えるんだったら天国のお父さんも反対なんかしないよ」
「ううん、大丈夫なの。借りる当てがあるから・・・」
「借金は辞めて!怖いから」
「そんな事は時代遅れよ。今は銀行が助けてくれるの。変なところで借りるんじゃないから大丈夫よ」
「本当に?そうなの」
「ええ、利息は払わないといけないけど儲けがあるなら帰してゆけそうだから、相談してみる」
「無理しないでね。いくらいるのか知らないけど、足らない分は出すから遠慮しないで」
「ありがとう。その時は頼みますから」

雄介は自分が学生で未成年であることからこういった話には協力できないことを淋しく感じていた。