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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「仮面の町」 第八話

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「天木です。こちらは連れの高木です」
「若いお二人でどんなご用件なのかしら?」
「はい、真人さんの事故のことでお話を聞きたいと思いまして寄らせて頂きました」
「えっ?真人の事故のことで?ですか・・・警察の方なんですか?」
「いいえ、違います。第一発見者です」
「発見者?事故を見られたと言われるのですか!」
「そうです」
「ここではなんですので・・・お上がり下さい。主人も居りますのでご一緒に聞かせて頂きます」
「はい、ではお邪魔します」

通された応接間で弘一と優子は並んで椅子に腰掛け、対面する岡田真人の父親と母親に状況を説明し始めた。

「天木さんと言われましたね・・・警察からは目撃者はいないと聞かされていました。今話されたことは本当ですか?」
「ええ、お父様本当です。調べをした境川署の山崎警部は私に住所と名前も聞いて後日手紙もくれました。見てください・・・これがその手紙です」
弘一は山崎から届いた手書きの報告書を見せた。