「仮面の町」 第八話
陽子が調べてくれた被害者の若者は男女だった。男二人だと思っていたが違っていた。自分と弘一のように好き同士だったら無念だったろうにと優子は悲しみを感じた。
その日の夜に弘一に陽子から聞いたことを全部話した。
「よく調べられたな。陽子さんに感謝しないといけないね。早速今度の日曜日に二人を訪ねよう。それまでにどうやって切り出すか、考えないといけないなあ」
「ねえ?私も行ってもいいの?」
「優子も?」
「そう、もうこの話は二人でやり遂げなきゃいけないって思っているの。陽子にも聞かれたけど、覚悟が決まったの」
「覚悟?なんのだい」
「もし久能家から圧力がかかって仕事辞めさせられても続けるって言うこと」
「そんな事になるのか?じゃあボクも辞めないといけなくなるね」
「そうよ、覚悟はあるの?」
「暮らしてゆけないのは辛いなあ・・・お金をどうするか考えないと後で困るからね。う~ん、一人じゃないからそこは難しいなあ・・・」
「何言ってるのよ。二人で隣町に行って仕事見つければ何とかなるって。それよりも強い信念で久能家をギャフンと言わせてやらなきゃ・・・ね?」
その日の夜に弘一に陽子から聞いたことを全部話した。
「よく調べられたな。陽子さんに感謝しないといけないね。早速今度の日曜日に二人を訪ねよう。それまでにどうやって切り出すか、考えないといけないなあ」
「ねえ?私も行ってもいいの?」
「優子も?」
「そう、もうこの話は二人でやり遂げなきゃいけないって思っているの。陽子にも聞かれたけど、覚悟が決まったの」
「覚悟?なんのだい」
「もし久能家から圧力がかかって仕事辞めさせられても続けるって言うこと」
「そんな事になるのか?じゃあボクも辞めないといけなくなるね」
「そうよ、覚悟はあるの?」
「暮らしてゆけないのは辛いなあ・・・お金をどうするか考えないと後で困るからね。う~ん、一人じゃないからそこは難しいなあ・・・」
「何言ってるのよ。二人で隣町に行って仕事見つければ何とかなるって。それよりも強い信念で久能家をギャフンと言わせてやらなきゃ・・・ね?」
作品名:「仮面の町」 第八話 作家名:てっしゅう