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砂金 回生
砂金 回生
novelistID. 35696
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トレーダー・ディアブロ(8)

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 グレリアは目の前で起こっている事が信じられず、レクサスから降りて西京の家の方を見た。
 煙が晴れるにつれ、次第に西京の家があった場所が露になる。
 しかし、そこには最早家と呼べる様な物は無かった。
 そこにあるのは、ただの瓦礫の山である。
 辛うじて、玄関が残っており、元々そこに家があった事を認識させてくれる。
 彼は夢遊病者の様にフラフラと西京の家に向かった。
「そんな……、そんな……、ディアブロ……、ディアブロオオオオオオ!」
 先程まで西京の家だった瓦礫の山に、グレリアの叫び声が響いた。