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ワタシとアキ

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出会いと3日間という時間と突然の一旦の別れ



ワタシたちの出会いは、派遣会社から紹介された仕事だった。
有名なクレジットカード会社の、デパート内にある新規申込受付カウンターのスタッフとして、ワタシとアキとナホが派遣された。
ワタシの前職は一般事務、アキは飲食店店員、ナホは営業だった。
接客、営業、事務のどれかの経験者という条件に合致した3人だった。

ある、冬の暖かい日だった。
ワタシは風邪をこじらせて数日休んだ事を原因に、派遣先から解雇を契約解消を言い渡されたと派遣会社から連絡があった。
別れの挨拶の為に、アキとナホにメールを送った。

数十分後、遅番で勤務中のはずのアキからメールが来た。
「実は、私も辞めたの」

アキはワタシより1歳下で、見た目は派手めだがとても真面目な人で、お客様への案内の練習を見ていると、一生懸命に内容を伝えようとしているのがよくわかる、ワタシは彼女のそんな所が好きで、尊敬していた。
ワタシとナホは、営業だのテレホンオペレーターだの一般事務員だのの経験があり、しゃべりは上手く、アキが苦戦していたシミュレーションも難なく(ワタシは少しあったけれど)こなしていた。
アキは、そんなワタシたちが羨ましく、早く2人に追いつきたいと思っていた、と、「尊敬してた」と書いたワタシのメールに返事をくれた。

ワタシが家で寝込んでいる間に、アキは「勉強不足だ」と叱責され、そもそも真面目な質の彼女は思い詰めてしまい、自ら退職を申し出たと言う。

作品名:ワタシとアキ 作家名:すのう