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垣一 不知
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夜の学校
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職員室の近くを回っていると、
「ママー」
「ここにいたのね。もう、勝手にいなくなっちゃダメじゃない」
予想通り、見つけることが出来た。
「おにいちゃんがはしっていった」
赤い帽子を手に取りながら言う息子。
「おにいちゃん?」
部活で残っていた生徒だろうか?
作品名:
夜の学校
作家名:
垣一 不知