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チャーリー&ティミー
チャーリー&ティミー
novelistID. 28694
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八咫占札の日常 小アルカナ コイン

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話は戻って。
八咫の絶叫で飛び起きた二人は八咫の部屋の前に立っている。
「「八咫さん!どうしたんですか!」」
絶叫に負けないように声を上げて八咫に話しかけるが八咫には聞こえない。
「どうしよっか。」
「……入りましょう」
運のいいことに八咫の部屋の鍵は開けっ放しだ。双子は八咫の住む202号室に潜入する。
そこはまるで邪神教の館のような不気味さと教会のような神秘さを兼ね備えた部屋だった。
手前の部屋に八咫の姿はない。シクシクと泣きすする音が奥から響いてくる。
「私……なに……神よ……けて……さい……」
声が小さくてよく聞き取れない。
「珍しいね。あんなに落ち着いた人だから静かなんだと思ったけど。」
「……きっとああ見えて獣なんですね。狼人間です。がおー……」