第六章一話 激戦の始まり
「班長・・・・班長・・・・ありがとうございました・・・」
息絶えた部下がまた一人。
梅沢の周りには部下の亡骸でいっぱいだった。
「すまねぇな・・・・お前らを守れなくて・・・・・すまねぇ・・・・」
涙を流しながら一人一人の顔や頭を撫でると瓶を取り出して
「お前らを一人にさせねぇ。俺が・・・・一緒に・・・一緒にいるからな。」
そういって瓶の中身を飲むと
「ウグ・・・・・グアアアアアアアアア」
苦しみながらも部下の姿をその瞳に映して・・・・・息絶えた。
作品名:第六章一話 激戦の始まり 作家名:sanze1991