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チャーリー&ティミー
チャーリー&ティミー
novelistID. 28694
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八咫占札の日常 大アルカナ

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あれ以来めぞん跡地の八咫の部屋に猫が来ることが多くなった。
ピンク色のリボンをした可愛いメスの三毛猫だ。
住人は八咫の肩に捕まって離れないその三毛猫に「みーちゃん」と名付け、可愛がっている。
それから……もう一つ変わったことがある。
五月雨と八咫がよく話すようになったことだ。
話題は「みーちゃん」について。
何を話しているか他の住人にはさっぱり解らなかったが、五月雨と八咫がその話題をするたびに笑っているのを見てほっとしているようだった。

「ええ。では美紀さんの体を元に戻すのは難しいですか?」
八咫が五月雨に聞くと
「そうです。でも……(ペラリ)世界の正位置ですよ?」
タロットをめくって五月雨は微笑んだ。