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神馬国アマゾネス!

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自分はこの大欧州国へは今度で二度目の渡大欧となる。

そして、自分は、時期を見て、神馬国の隣国への偵察も兼ねて、スパイ活動を行わなくてはならなかったが、それはもっと先の話だ。

日本の奥州王国・石巻湾から出航したガレイ船には、多くの日本刀と日本特産品が積まれ、その武器の代金として、神馬国からは黄金が支払われていた。

神馬国は何を隠そう!金(きん)がかなり埋蔵されている地でもあり、そのことが、隣国との戦争の種でもあった。

神馬国は16世紀初頭としては他国のような、天下統一!領土拡張は考えてはおらず、現状維持!それだけを考えていた。

また、中国の反対側!欧州ヨーロッパのような王族社会や、女王がいて!の階級社会は一切取っていないのが不思議な国である。

一応!民主政治として、民衆の入れ札によって、リーダーが選定されたが、神馬国のリーダーになったからと言って、別段!格別な特権は無く、普通の民と一緒に生活し、戦をし、家事を行い、仕事をし、子供の教育に熱心なだけだった。

ま、子供と言っても、皆が皆!女の子ではあるが、女の子達は、実に明るく素直で、礼儀正しく、そして質素な暮らしを行っていた。

神馬国の財政はかなり潤っていた。

なぜならば、先程も説明したように、神馬国には階級社会が一切無く!リーダーも一般市民と変わらない暮らしをし、貧富の差がなかったのだ。

そして、人馬国民は老いも若きも、徴兵制があり、基本的なアマゾネス達は18歳以上からだが、戦場での天武の才能を認められた、または自分でこの先も戦士(武士)として生きる者だけが、真のアマゾネスとなり、後は25歳以上からは別な職種に転向しても良かった。

また、この神馬国は、別名!武装した尼寺?大欧州国の女性にとっては駆け込み寺?の、ような!国であり、隣国や、その他の大欧州国から逃げて来た!

基本的には男社会の理不尽な仕打ちや、虐げられてきた女性達が亡命してくるのである。

神馬国は、来る者は拒まず、去る者は追わず!だが、例外!を除いて、殆どの女性の亡命者は神馬国に逃げ込んだ後は、神馬国に同化し、1500年代の力の社会!男の社会に対し、強い憎しみを持ち!良い女戦士になる者が多かったようだ。

しかし、神馬国の女戦士もだが、一般の予備兵的な白人女性達も、兎に角!身長が高い。
日本国!奥州王国から来た自分など、たまに子供ではないか?と、思う事が追々あり、ある種のコンプレックスに陥ったものだ。

神馬国アマゾネス騎馬隊!の女戦士との移動中では、兎に角!彼女らは身長が高く、素足でも身長180cm以上はあり、そこにきて専門用語で言う馬脚具!

と言う皮で出来た踵が10cmと高いブーツを履いているから、騎馬隊の女戦士の中には、まさに2メートル級?2メートル超えの女戦士もいて、日本で言えば、まさに相撲部屋のお相撲さん達と混ざって歩く様なものである。

因(ちな)みに、自分は身長162cmであり、16世紀の日本国では平均的な身長の方で、もしかしたら成人男性としては大きな方?

で、神馬国に来て身長のことでこんなにコンプレックスに悩まされるとは?

しかも、全員が白人の、しかも女性だけなのだから、最初に来た時は、大女の国に来たような!そんな錯覚を覚えた程だった。


神馬国アマゾネス!第二章につづく
作品名:神馬国アマゾネス! 作家名:如月ナツ