「初体験・北海道旅行編」 第一話
沢山の花が線路伝いに植わっていてここは日本じゃないような感覚に襲われた。その中を歩いてユースホステルはあった。夕食が済んでキャンプファイヤーが催された。手を繋いで輪になって歌を唄い、それぞれの自己紹介をした。そこにいるみんなは大阪、東京、名古屋、広島、静岡と様々だったがみんな一つになっているような感覚になっていた。それは、煌々と燃え盛る炎に映し出された幻想的なムードに自己陶酔をしていたからだ
部屋に帰ってきても4人はそのムードを持続しながら自然と一体になれている自分に興奮していた。
作品名:「初体験・北海道旅行編」 第一話 作家名:てっしゅう