俺とみこの日常 6話
注:いきなりですがここで視点変更(蒼大)&若干時間戻る。
…うーん。ここは…?
あ、前にもあったな。こんなこと。
そんな事を考えている内に、意識がはっきりしてくる。
俺は倒れているらしい。
「………!」
なんか、頭上から話し声が聞こえてくる。なになに?
「えいっ!!」
優美ちゃんの元気な声が聞こえてくる。
なんだ。優美ちゃんが遊びに来てたのか。
…俺がここで血祭られてるのに?
そう疑問に思ったと同時に、聞き捨てならない事が聞こえてきた。
「みこちゃんのおっπ(自主規制.別Ver)柔らかい…」
はっきりと目が覚めた。
今、俺の部屋で一体何が行われているんだ!!?
一生懸命、身体を起こす。
2人は気付かない。
今、みこは押し倒されて、優美ちゃん(っぽい誰か)に胸を鷲掴みされそうになっている。
みこはと言うと、嫌そうな顔をしている。ように見えた。
だからか、自分でも気付かないうちに、
「ちょっと待って、俺もまだ触ってないんだから俺も触らせろよ」
と、言っていた。
「!?」
女子がこっちを向く。
あれ、やっぱり優美ちゃんじゃん。
でもなんで身体が…。…薬か。
「そーくん!!」
みこが逃げ出して、こっちへ来る。
優美ちゃんも、みこを追いかけるようなことはしない。
「なぁんだ、もうおしまいか。折角盛り上がってきたのに」
優美ちゃんが冗談っぽく言う。
でも、あれは多分冗談じゃない。
前に、『みこの貧乳を堪能したいって言ってたから』
「そーくん?そう言えば今さっき俺にも触らせろってイイマセンデシタカ?」
やばい。生き返ってまたすぐに血祭られるのは嫌だ。
「気のせいだと思います」
「でも、貧乳を堪能したいって言いませんでした?」
なんて危険な部分をダイレクトに。
っていうかさっきからみこの敬語が怖い。
「なら、怒らせるような事を言わないであげてください貧しい胸の事とか」
それとは反対に、優美ちゃんの胸は大きい。
「優美ちゃんも十分失礼だから!!」
俺のツッコミが入る。
この後、暴走状態のみこを元に戻すのに、結構時間がかかった。
作品名:俺とみこの日常 6話 作家名:ざぶ