笑ミステリー 『女王様からのミッション』
しかし喜ばしいことだ。クラマが今まで気付かなかった探しもの。それは究極の愛だと判明したのだ。
そして、鞍馬山がクラマを呼んでいると言う。どうも究極の愛はそこにあると期待が持てる。高見沢も力が入ってきた。
「オキドキ(Okey dokey)! 究極の愛を探しに、明日にでも早速鞍馬山に出掛けてみるとしましょう!」
高見沢はクラマにそう約束をした。
このようにして、卑弥呼女王の助言通り、探しものを見つけ出すために、つまり究極の愛を探しに、グリーン・アイズ・プロジェクトはまた一歩前へと進むことになったのだ。
しかし鞍馬山には、クラマ姫のどんな【究極の愛】が隠されているのだろうか。高見沢は若干の不整脈をともなわせながら、またもや胸を高鳴らせるのだった。
作品名:笑ミステリー 『女王様からのミッション』 作家名:鮎風 遊