これは恋ではない 1.01
「三年前にお父さんとお母さん、離婚したんだけど~理由がさ、ソープ行ったからって、我慢してたんだから~、一回くらいよくね~?」
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「ううん、通信で高校やりなおしてんの」
「そうだなー。攻められてから攻めるのが好きかな」
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「なんにせよ、子供が可哀想やから、なんとかしたほうがよいよ…」
「不倫にせよなんにせよ、恋愛が一番の人間の勉強になるわ」
「男として今ギリギリなんやから、パートナーみつけないかんよ!」
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誰もひなたのような胸をえぐる人はいなかった。
これは恋ではない…
これは小説でもないかもしれない…
ただあてもない命の落書きだ…遺書でも構わない。
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また、懲りもせず、ひなたサンと俺は浴槽で向かい合い、今回の経緯を話した。
「俺、親友と揉めて、やけっぱちになってひなたサンを呼んだんだ」
「なるほど、ウンウン」
「その事から逃れるために、君をモデルに小説を書いたんだ…」
「そっか、じゃあワタシは見ないでおくね☆」
ひなたは僕を包み込むように、軽くハグをした…
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筆を走らせながら
俺は小説の終わりをひなたのアドレスを消す事で終わらせた…
でもこれは俺であって小説ではない!
このやりどころのない気持ちに終わりはないのだ!
人は生きる…
人は生きろと言う…
それはなんだ!
なぜか
某有名アニメのラストの台詞が聞こえてくる
『…気持ち悪い…』
(未完)
作品名:これは恋ではない 1.01 作家名:やなやん