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永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
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OATH~未来につなぐシルベ~第一章(第3話・第4話)

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 フェレル、ルリも体を強打し立ち上がることができない。

リディア「レイナ・・・・・・」

 リディア、歯を噛みしめる。

レイナ?「では、さらばだ・・・・・・死ね!!」

 リディア、目がけて風の刃が放たれる!

リディア「くうっ!」

 リディア、思わず目をつぶる。
 ・・・・・・。
 しかし、何も起きない。

リディア「え?」

 カラン、とリディアの側にレイナの魔法棍棒(ウィザードロッド)が落ちる。
 レイナ?の方を見上げるリディア。

レイナ?「うううううっ!!」
リディア「!」
フェレル・ルリ「!」
レイナ?「ばっ馬鹿な・・・・・・こんなことが・・・・・・ど、どう、してえええええ・・・・・・!!」

 両手で頭を抱えながら、その場に膝を落として苦しむレイナ?

フェレル「・・・・・・い、一体、何が、どうなっているんだ・・・・・・」
  ルリ「・・・・・・もしかしたら、闇の力が限界(リミット)を超えて、制御できなくなったんじゃ・・・・・・」
リディア「・・・・・・」

 三人はただ、力の暴走を見ているしかなかった。
 レイナ?から出ている紫色のオーラが粒子となって外へと溢れ出ていく。

レイナ?「せ・・・・・・せっかく・・・・・・手に入れたというのに・・・・・・ううっ・・・・・・ぐわああああああああ!!」

 紫のオーラで作られた怨念らしき形をしたものがレイナの全身から出ていき、爆発する。

リディア「うわぁ!!」

 それは、光の小さな粒子となり、部屋中に降り注ぐ。

  三人「・・・・・・」

 そして、レイナは気を失い、リディアの方へと倒れていく。

リディア「うわわわ!!」

リディア、座ったままなんとかレイナを抱える。

リディア「・・・・・・ふぅ。何だったんだろう一体・・・・・・」

 フェレルとルリ、リディアの下へと来る
 フェレル、リディアを見ながら、

フェレル「さあな。過去の怨念が封印されていたんじゃないか?その本に・・・・・・」
リディア「あ」

いつの間にか、リディアの側に怪しげな模様の分厚い本が置かれている。
 それをリディアに渡すフェレル。
 リディア、本を見つめながら、

リディア「そう、かもね・・・・・・」
  ルリ「レイちゃんはどうなの?」
リディア「大丈夫。気絶しているだけですよ」
  ルリ「そう。よかった・・・・・・」
フェレル「じゃあ、ヴロールに・・・・・・」

 その瞬間、部屋中に地震が発生し、床が崩れ始める。
 リディア、レイナを抱えたまま落ちてしまう。

リディア「わああああああああっ!!」
フェレル「リディア!!」

 リディアが落ちた場所を覗き込むフェレル。しかし、ルリが手を離さない。

  ルリ「フェレル君!逃げるわよ!!」
フェレル「で、でも・・・・・・!」
  ルリ「いいから!アタシたちまで落ちたら、彼女たちを助けられないでしょっ!」

 床が次々を地下へと落ちていく。
 この惨状をみれば、自分たちもあぶない。

フェレル「くっ!」

 フェレルは仕方なくルリの指示に従い、この部屋から脱出する。
 ※イベント終了。このままリディアの夢のイベントに続く。


「OATH~未来につなぐシルベ~(第5話~)」に続く。