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笑っとこ!

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考えてみたら、そうだとわかる。
M子はいつも彼の傍にいた。
私が彼の話をしても、肯定も否定もせず、話を聞いていた。
たぶん、今日の掃除だって、彼はM子を助けていたに過ぎないと思う。
彼が拭いて汚れた雑巾を受け取り、洗ってまた差し出して。いいコンビネーション。
M子のお母さんの事も、たぶん本当ね。
絆創膏は、分からないけど、湿布薬はお母さんのね。
もう、家族ぐるみの付き合いをしているんだわ、きっと。
実家に届けたら、ふたりで『お疲れ様会』をするのかな。
M子は、あまりお酒飲めないから小さいほうね。
まあ、その後は・・・。
ドラッグストアの店員のせい?おかげ?で『寿退社』かな。
私は、なんだか笑ってる。不思議と何にも思わない。
来年は、きっと私の番になるといいなー。

完敗・・・M子に「乾杯!」

頬につたう。あたたかな気持ち。

作品名:笑っとこ! 作家名:甜茶