小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

OATH~未来につなぐシルベ~第一章(プロローグ~第2話)

INDEX|11ページ/11ページ|

前のページ
 

警備隊員(男)B「結晶術で不意をつかれてしまって・・・この先の街道から行ける海上都市ヴロールの方へと行ってしまったよ・・・・・・お、お嬢様に何か用があったの?」
リディア「大アリよ・・・・・・あたしたち、ジャスティスの入団テストで支部長というか市長の依頼でそのお嬢様を探すという依頼を受けている・・・・・・んです」

 二人の警備隊員は驚く。

警備隊員(男)A&B「なんだって!!」
警備隊員(男)B「(焦りながら)ど、どうしよう~市長に知られてしまうよ~」
警備隊員(男)A「(諦めたように)はあ・・・・・・クビかなぁ・・・・・・」
リディア「ははは・・・・・・何もそこまで考えなくても・・・・・・内緒にしておくから」

警備隊員(男)Bはリディアの肩を強くつかみ、揺らしながら、

警備隊員(男)B「ほんとに!?ホントに、ホントに!?」
リディア「ホントだから~揺らさないでよ、もう~」

 警備隊員(男)Bは、リディアをさらに激しく揺らしながら、

警備隊員(男)B「ありがとう~っ!!」
リディア「(揺らされながら)だ~か~ら~、揺らさないでよ~!!」
フェレル「ハハハ・・・・・・」

 大げさに喜ぶ警備隊員を目の前にして、フェレルはただ笑うしかなかった。

 ※このままイベントが進み、ジャスティス支部へ

■築城都市マノーラ 市政運営所2階 民衆自警集団ジャスティス マノーラ支部<シーンNo.2-9>

 二人はバークに街の人(警備員)から聞いたレイナの行方を説明。

フェレル「・・・・・・というわけで、彼女は海上都市ヴロールへと向かいました」
 バーク「そうか・・・・・・まあ、彼らのことは置いといて・・・・・・まさかレイナが結晶術を使いこなせるとは・・・・・・」
リディア「(驚いたように)え?知らなかったの・・・・・・ですか!?」
バーク「あ、ああ・・・・・・術の修行など一体どこで・・・・・・まあ、とにかく事情は分かった。ならば、二人はヴロールにあるジャスティス支部を訪ねてみてくれ。おまえたちのことは、私から事前に連絡して伝えておこう」
フェレル「分かりました」
リディア「・・・・・・じゃあ、その海上都市ヴロールってとこに早く行きましょ」
 バーク「ヴロールはここから西の方角だ。西門からでていくといい」
リディア「分かったわ。それじゃ、行こう!」

 リディアたちは西門へ行き、街道を経由してヴロールへと向かう。
 ※イベント終了。操作が可能になる。

<東門から出た場合>

リディア「ヴロールへ行くには西門から出ないとね・・・・・・」

 リディア、引き返して西門へ向かう。
 ※イベント終了。操作が可能になる。

           ●

■ワールドマップ マノル街道<シーンNo.2-10>

 マノーラとヴロールを結ぶ街道、マノル街道へと出た二人。

リディア「・・・・・・しっかしまあ、自分の娘なのに何で知らないんだろう?」
フェレル「まあ、市長と支部長を兼業しているから忙しそうだしな。そこを狙って、密かに修行をしていたのかもしれないな」
リディア「そうねえ・・・・・・自由の動くことのできない彼女なりの反抗なのかもね」
フェレル「そうかもな。それじゃあ、早く追いかけるか」
リディア「うん」

 二人はヴロールへと向かう。
 二人が先へ進んだあと、木の後ろで黒い影が彼らの行方を見ていた。
 ※イベントが続き、レイナサイドへ。

<レイナサイド その2>

■海上都市ヴロール 商業地区 民衆自警集団ジャスティス ヴロール支部前<シーンNo.2-11>

 一方、レイナは、一足先にヴロールの街へと辿り着き、商業地区にあるジャスティス ヴロール支部前にいた。

レイナ「ここにあの方が・・・・・・あの方なら、道を知っているはず・・・・・・」

 レイナはドアをコンコンと軽く叩き、支部の中へと入った。
 ※イベント終了。リディアサイドへと変わり、操作が可能になる。

                       <レイナサイド その2:終わり>

■ワールドマップ マノル街道 海上都市ヴロール前<シーンNo.2-12>

 二人の目に海上都市ヴロールの入口の門が見え始める。

リディア「ふぅ~・・・・・・あともう少しでヴロールね」
フェレル「ああ。バテてないよな、リディア?」

 リディア、威張った態度で、

リディア「あったりまえよ!舐めないでよね!!」

 リディア、先へと走り出す。(画面から見えなくなる)

フェレル「お、おい!あんまり調子にのってると・・・・・・」
リディア(声のみ)「(驚いたように)わぁぁぁ!」
フェレル「ほら!言わんこっちゃない!」

 フェレル、リディアの下へと走り出す。

フェレル「一体どうしたんだよ・・・・・・」

 リディア、目標物に指をさしながら

リディア「ま、魔物が倒れてる!」

 道端に魚型の魔物が横になって倒れている。

フェレル「なんだよ魔物ごときで・・・・・・どれどれ」

 魔物を見つめるフェレル。魔物に薄緑色の傷あとがある。

フェレル「風の力で切り裂かれた傷あとがあるなあ・・・」
リディア「誰かが風の結晶術で倒したってこと?」
フェレル「かもな・・・・・・」
リディア「ふぅ~ん」

 リディア魔物に触ろうとするが・・・・・・突然、魔物がピクピク動き出す。

リディア「わあっ!」

 リディア、驚きながら後ずさりする。フェレルは冷静に距離をとる。
 起き上がる魔物。怒り狂ったような動きで、リディア達を見つめる。

魔物「グルルルル・・・・・・」
リディア「気絶していただけかよっ!!」
フェレル「しょうがねえ!やるぞ!!」

 ※魚型の魔物と戦闘(逃走不可)

<戦闘終了後>

リディア「はああああ!!」

 ドンッ!と、魔物を棒で叩きのめすリディア。
 武器を右肩にのせながら、

リディア「もう~!最後まできっちり倒してよね~」
フェレル「・・・・・・おまえ、容赦ねぇな」
リディア「弱っていても、なんだろうと倒すものは倒す!それだけよ」
フェレル「まさに男女(おとこおんな)、だな・・・・・・」
リディア「うっ、うるさいわね~さあ!さっさと行くわよ!!」
フェレル「へいへい」

 リディア、先にヴロールの方角へと歩き出す。
 フェレル、たちどまったまま、

フェレル「(呆れたように)ほんと、性格だけを見ると、「男」、だな」

 フェレル、改めて魔物の傷あとについて推測する。

フェレル「・・・・・・『彼女』の可能性もないことはない、か・・・・・・」

 遠くの方から、

リディア(声のみ)「フェイ―っ!!置いていくよーっ!!」
フェレル「分かった、分かった。今いくーっ!」
フェレル「・・・・・・」

 フェレル、リディアの後を追う。
 ※イベント終了。操作が可能になる。

          「OATH~未来につなぐシルベ第一章(第3話・第4話)」に続く。