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お金持ちお嬢様、トモミの意識改革大作戦

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第一章 お金持ち小学生、トモミの孤独なクリスマス



「はぁ~あ・・・。」
トモミはため息をついていた。なぜかと言うと今年もこの日がやってくるのがとても嫌だったからだ。
街は賑やかにライトアップされ、赤い帽子を被った白い髭を生やした老人に変した人間が商店街に沢山立っている。
そして子供たちや若いカップルにクリスマスケーキを売っている。

勿論、トモミの家もLEDライトでライトアップされ、巨大なクリスマスツリーが玄関に立っており、色鮮やかな装飾品が飾れられている。

トモミはこのクリスマスツリーを見ながら、愚痴をこぼしていた。
「友達・・・欲しいなぁ・・・、サンタさんに頼んでも、貰えないわよね・・・。」
トモミは学校では、雲の上の存在だった。
というのも、トモミは金融財閥会社の娘で日本でも指折りの資産家の娘だった。
送り迎えも高級外車に乗り、執事が付いてまわり、勿論そんなトモミは学校中から近寄り難い存在であり、心から友達と呼べる友達も出来ず殻にこもっていた。

小学校に入ってから、ずっと友達が出来ないまま、小学生最後のクリスマスを迎えてしまった。