舞うが如く 第五章 4~6
舞うが如く 第五章
(4)奥羽越列藩同盟
江戸城は開城したものの、旧幕府方の残党勢力は
徳川家の聖地である日光廟に篭って兵を募り、
そこで新政府軍と戦うつもりで
大量に江戸を脱走し、下野国(栃木県)日光山を目指しました。
同じ頃に、下野国(しもつけ・栃木県)で発生した
世直し一揆を鎮圧する目的で
新政府軍の精鋭部隊が向かっていました。
その道中で、旧幕府軍の思惑を察知した東山道総督府が、
急きょ兵力の一部をさいて、日光東照宮へと差し向けました。
その途中、武蔵国(埼玉県)粕壁(かすかべ、現在の春日部)で
下総国・流山に新撰組が潜んでいるという噂を聞き、有馬藤太を派遣して、
近藤勇を捕縛します。
近藤は板橋へと送られて、以後は新政府軍の
取り調べ待ちとなりました。
世直しが沈静した4月12日になってから、
幕府方の大鳥圭介は、伝習隊、幕府歩兵・第七連隊、回天隊、
新撰組などの総勢2,000人の軍隊を引き連れて、下総国・市川から
日光に向けて出発をしました。
途中の松戸・小金宿から2手に分かれた一隊が、
新政府軍の駐屯する宇都宮城の挟撃に向けて進軍をしました。
これを聞いた宇都宮城守備隊の香川敬三が、
一部の部隊を引き連れて、これを小山で迎え撃ちに出向いてきました。
兵数と装備で勝る旧幕府軍はこれを簡単に撃破して、
4月19日には宇都宮へ到着し旧幕府軍と新政府軍勢力がついにここで、
全面的に衝突をします。
(4)奥羽越列藩同盟
江戸城は開城したものの、旧幕府方の残党勢力は
徳川家の聖地である日光廟に篭って兵を募り、
そこで新政府軍と戦うつもりで
大量に江戸を脱走し、下野国(栃木県)日光山を目指しました。
同じ頃に、下野国(しもつけ・栃木県)で発生した
世直し一揆を鎮圧する目的で
新政府軍の精鋭部隊が向かっていました。
その道中で、旧幕府軍の思惑を察知した東山道総督府が、
急きょ兵力の一部をさいて、日光東照宮へと差し向けました。
その途中、武蔵国(埼玉県)粕壁(かすかべ、現在の春日部)で
下総国・流山に新撰組が潜んでいるという噂を聞き、有馬藤太を派遣して、
近藤勇を捕縛します。
近藤は板橋へと送られて、以後は新政府軍の
取り調べ待ちとなりました。
世直しが沈静した4月12日になってから、
幕府方の大鳥圭介は、伝習隊、幕府歩兵・第七連隊、回天隊、
新撰組などの総勢2,000人の軍隊を引き連れて、下総国・市川から
日光に向けて出発をしました。
途中の松戸・小金宿から2手に分かれた一隊が、
新政府軍の駐屯する宇都宮城の挟撃に向けて進軍をしました。
これを聞いた宇都宮城守備隊の香川敬三が、
一部の部隊を引き連れて、これを小山で迎え撃ちに出向いてきました。
兵数と装備で勝る旧幕府軍はこれを簡単に撃破して、
4月19日には宇都宮へ到着し旧幕府軍と新政府軍勢力がついにここで、
全面的に衝突をします。
作品名:舞うが如く 第五章 4~6 作家名:落合順平