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怪しい喫茶店~スピンオフストーリー

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俺は残念ながら、私立探偵でも、ヒットマンでも借金塗れの無職の男でも無い。

全然ない!というか、まだ!未成年だ。

そして、まだ18歳未満!年齢は17歳の残念ながらイチ!男子高校生なのだ。

だから、そんな格好の良いもんじゃあ、現実は決してないし、ま、所謂(いわゆる)、追ってと言うのも、タネを明かせば、なんのことは無い、ただの同級生!

同じ高校の悪友3人組に俺は追われている!と説明すればスピード感たっぷりの走り回っての鬼ごっこ?的なイメージが湧くかもしれないけど、走りはしなかったけど、急ぎ足で、高校の校門を出て!急いで帰宅しようという、単なる早歩き状態だったんだけど、奴ら!悪友3人組の1人が自転車通学だから、

もっと正確に紹介するならば、渾名(あだな)が「オヤジ」とか、「永遠の38歳」と言われる横山の自転車!ママチャリに「メガネ」、勿論、渾名で、ただ単に眼鏡を3人の中で掛けているだけだから、メガネと言う安易な渾名の土居が当然、校則違反?いやいや交通違反!な二人乗りをして、猛然と俺目がけて追いかけてきていたのだ。

そして、その後ろを、「チビ!」も当然!当然!渾名(あだな)であり、当然、誰もが簡単に理解している身体が小さいから、チビと言われる実(みのる)が、情けない声を出して、お~い!待ってくれよ~と大きな声を情けない感じで叫びながら、オヤジとメガネが乗るママチャリを追って走ってくるから、ま、当然、俺の耳にも届いたって訳だ。

俺は当然、まずい!と思い!丁度、偶然にも十字路に差し掛かっていたから左方向に左折して、何処かに隠れる場所が無いか、ここからは緊急事態!であり必死こいて、周りを見渡したって訳だ。

隠れる処?隠れるところ!隠れられる場所!隠れられる場所?

う~ん!ハッキリ言って、無い!

出来れば無料で隠れられる場所がイイ!

そんなの当たり前だ。

無料?無料!

そうかそうか、ふむふむ!仕方ない!

この際、仕方ないか!?

そして、この際、どういう理由であれ、今はここで奴ら3人の悪友であり、3人の刺客に会うのは非常に危険?でもあるから、とりあえず、そこに入るしかない!

と言う事になり、俺が通学する高校の近くにある、高校内では結構有名な、しかしながら、その有名の意味が全然違う、どちらかと言うと、ではなくハッキリ言うと、凄く変で、怪しい喫茶店が目の前にあったので、意を決してその喫茶店に俺は飛び込んだんですね。

逃げ込んだんですね!しかも息を切らして!