小説が読める！投稿できる！小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ！

君に繋がる

　もしかしたら、彼女が必要なのは僕じゃなくて、もっと他の誰かなのかも知れない。或いは、彼女は何も必要じゃなくて、むしろ僕の方が、彼女を必要としているのかも知れない。そもそも今の感覚は、もはや思い込みに過ぎず、ある時ふっと消え去る可能性がある。
　？がいつしか何らかの誤解を経て！になり、姿を変えて恋心となる。いつものパターンだ。
　始まりが常例なら、終わりもきっと常例だろう。僕には運命の人なんて、初めから与えられてなんかいなかった。悲しい話だ。