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島原あゆむ
島原あゆむ
novelistID. 27645
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【第十回・参】タリラリタララ

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「ど・れ・に・し・よ・う・か・な・て・ん・の・か・み・さ・ま・の・い・う・と・お・り・に・し・ま・す・よ・なのなのなすびのかきのたね~あぽぺの~ぺっ!! これっ!」
悠助がテンポよく歌いながら指を動かしてそして止めた
「ハイ! ハッズレ~」
南が笑う
「む~ぅ…」
悠助が膨れた
「んでコレとコレ…あっがり~!!」
南が畳の上にあった四枚のトランプをめくってそして手持ちにする
「いや~…久々にやると楽しいね神経衰弱!」
南がハッハと笑って手持ちトランプを数えだす
「てか【神様の言うとおり】ってのもあったっけナァ…たしかコレ地域地域でちがうんじゃなかったか? こないだテレビでやってた」
中島が同じく手札を数えながら言う
「あ~俺も見た見た! たしかさ~…【桜島ドカーン!】とか言うのなかったか?」
坂田が言う
「あったあった!! 俺ソレお気に入り!」
数え終わった南が坂田を指差して言った
「…なんなんだっちゃソレ…ドカーン?」
ストーブの前を陣取っていた緊那羅が聞く
「あのね~コレはね~選ぶ時に使うの」
悠助が笑顔で言う
「選ぶ時?」
悠助の隣で慧喜が聞く
「そーホラ、よくあるじゃん? どれにしようか迷う時。そん時に歌っちゃうのがコレ」
南が答えた
「いろんなのあるんだっちゃ?」
緊那羅が膝で歩いてきて聞いた
「神様の言うとおりまではなんだかドコもわりと一緒だけどその後が違うんだよ」
中島が答えた
「俺らは【なのなのなすびのかきのたねアポペノペ】だけどな」
京助が言う
「…最後のアポペノペってなんだっちゃ?」
緊那羅が聞く
「…アポペノペ…」
南が繰り返して隣にいた坂田を見た
「…アポペノペ…」
坂田が悠助を見た
「アポペノペはね~アポペノペだよ緊ちゃん」
悠助が緊那羅に言った
「あ…そうなんだ…っちゃ?;」
「うん~」
いまいちよくわからない答えを貰った緊那羅が納得いかないようなカンジで言うと悠助が満面の笑みで頷いた
「…緊那羅の【どうして?】には悠が使えるな…」
京助が口の端をあげて言った