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俺とみこの日常 4話

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注:視点が変わります。

みこもまさか俺が薬持ってるとは思わなかっただろうな~。
いつもみこには振り回されてるからなぁ…、仕返しだ。
「ただいま~」
そう言ってリビングに入ったとたん、
「お帰り、そーくん!」
「っ!」
みこがいきなり飛びついてきた。俺はそのままの勢いに任せ、背中を床に打ちつけた。
「痛たた…」
俺は今、みこに押し倒された形になってる。
「そーくん?大丈夫?顔が赤いよ?」
「あ、ああ、大丈夫だ、気にするな」
ホントは(一部が)大丈夫じゃないけど。
「よかった」
「ふう。」(俺がため息をつく音)
「はっ!!」(俺が持ってたはずの薬をみこが持って、俺の口に押し込んでくるときの声)
「おう!?」(抵抗1つ出来ず、薬を飲まされる声)
ごくっ!(俺とみこが薬を飲む音)
ドーン!!(いきなり鳴った爆音)
爆音と共に大量の煙が出てきた。
この状況を例えるなら、漫画などで実験に失敗した時みたいな、あんな感じだ。
「ケホッ、ケホッ」
くそっ、やられた!
俺の思ってた通りなら………!
「あー、あー」
やっぱり………。
「どんだけベタなんだよっ!!」
「そーくん?声高くなった?」
そういうみこの声は低い。
今は部屋に立ち込める煙で、お互い姿が見えてない。
だが、次第に煙が流れていき、みこの姿が見えてきた。
みこも俺を見つけたらしい。
その瞬間、
「ああーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」
みこが驚いている。そりゃそうだ。
”俺とみこの身体が入れ替わってる”んだから。
作品名:俺とみこの日常 4話 作家名:ざぶ