舞うが如く 第2章 1~3
良之助は上州穴原村の出身で
父は法神流の達人・中沢孫右衛門貞清です。
そしてその妹が本編の主人公の、琴です。
しかしこの後に、
京都では、清河八郎がその本心を明らかにして、
思いもかけない方向に浪士組を操ろうと画策を始めます。
浪士集団は、朝廷主導の攘夷のために集めたものであり、
幕府のためではないと宣言をしてしまいます。
思いもよらぬ、幕府側から天皇側への清河八郎の寝返りです。
これを不本意とした一部浪士たちが離脱をして、
京都守護職の会津藩を頼ることになりました。
これがのちに「新撰組」となる
芹沢鴨の旧水戸藩の一派や、試衛館の近藤勇が率いる
土方歳三や山南敬助、沖田総司たちでした。
一時期、「壬生浪士」と呼ばれたのもこの人たちでした。
第二章では
この浪士隊の結成から話がはじまります。
上洛の道をたどりながら、親交を深めていく琴と沖田総司を中心に、
明治維新へとなだれこむ時代について
書きこみたいと思います。
作品名:舞うが如く 第2章 1~3 作家名:落合順平