ねえ、言ってよ
仁実は、結婚して15年目。
40を過ぎたアラフォー。
夫と子どもがふたり。
夫の親の土地を借り、家を建てたが、ほとんどの支払いはすでに支払われ、お姑の「少しは責任もあったほうがいいんじゃない」という提案でその半額を分割ローンで支払っている。
夫の正敏は、中小企業ではあるが、外資系商社との契約が結ばれたのを機に業績をのばしている。しかも、その契約に携わった正敏はそれなりの役職についている。
仁実より5歳上の正敏の一目ぼれで二人は、結婚した。
幸せな家族と世間からはみえるだろうし、実際、専業主婦で家事もそこそここなす仁実自身も幸せと感じていた。
そう・・・三ヶ月前までは。
40を過ぎたアラフォー。
夫と子どもがふたり。
夫の親の土地を借り、家を建てたが、ほとんどの支払いはすでに支払われ、お姑の「少しは責任もあったほうがいいんじゃない」という提案でその半額を分割ローンで支払っている。
夫の正敏は、中小企業ではあるが、外資系商社との契約が結ばれたのを機に業績をのばしている。しかも、その契約に携わった正敏はそれなりの役職についている。
仁実より5歳上の正敏の一目ぼれで二人は、結婚した。
幸せな家族と世間からはみえるだろうし、実際、専業主婦で家事もそこそここなす仁実自身も幸せと感じていた。
そう・・・三ヶ月前までは。