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永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
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OATH~未来につなぐシルベ~序章(前半)

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リディア「あたりまえよ!あたしだってやるときはやるわよ!」
フェレル「・・・・・・それが毎日続けばいいんだけどな」

 小言を言われて、ムッとするリディア。フェレルを見ながら、

リディア「う、うるさいわね~これからやるのよ、これから!」
フェレル「どうだか・・・・・・」
リディア「なによ?ヤル気!?」

 二人はにらみ合う。
 ダン、二人の間に入り、仲裁に入る。

ダン「はい、そこまでだ!仲良くやらんか、仲良く!」
リディア「だって・・・・・・」
ダン「だってじゃない!全く、今から最終試験をやるっていうのに・・・・・・」
リディア・フェレル「さ、最終試験!?」

 驚きを隠せないリディアとフェレル。

ダン「ああ。おまえたち二人は、外の世界でも少しはやっていけるレベルに達したからな」
リディア「つまり、これを合格したら外の世界に出られるってこと?」
ダン「そういうことになるな」

 リディア、喜びを体で表現しながら、

リディア「いやったぁ――っ!!フェイ、ようやくここまで来たね」
フェレル「ああ・・・・・・それで、卒業試験は一体どんな事をすれば?」
ダン「じゃあ早速、言うとするか。おまえたち二人でこのサウスマリーの西にあるノースラの森に行って、その森の奥にある宝箱を取ってきてくれ」

 リディア、余裕の表情で、

リディア「な~んだ。そんなの、簡単じゃん!」

 ダン、厳しい表情で、

ダン「・・・・・・そういう風に自分の力量を驕ると、魔物にやられるぞ」
フェレル「・・・道場で言われただろ。思い上がっていたら成長に繋がらないと」

 リディア、しょんぼりした表情で、

リディア「は~い」
  ダン「今まで、訓練で倒した魔物よりも凶暴だから油断するなよ」
リディア「うん。・・・・・・ところでおじさん、宝箱の中身は・・・・・・?」

 ダン、にやけた顔で、

ダン「それは秘密だ。宝箱は、あ・け・ず・に持って帰るんだぞ!開けたら不合格だからな!」
フェレル「リディア、気をつけろよ」

 リディア、ブスーっとした顔で、

リディア「な、なんでよ・・・・・・」
フェレル「だって、すぐに開けそうだし・・・・・・」
リディア「ムキ―ッ!開けないわよ!!あたしを誰だと思っているのよ!?」
フェレル「本当かぁ~?」

 リディア、胸を張って威張ったように、

リディア「あったりまえよ!見てなさいよ!!」
フェレル「はいはい」
リディア「はいはい、じゃないわよ!さっさと行くわよ!!」

 リディア、拗ねて先に歩いていく。

フェレル「リディア、待てよ!!」

 フェレル、リディアを追おうするが、

  ダン「・・・・・・フェレル」
フェレル「何?」
  ダン「リディアのサポート、頼むぞ」
フェレル「・・・・・・ああ」

 フェレル、リディアを追う。
 ダン、ため息をつきながら、

ダン「・・・・・・やれやれ、だな・・・・・・」

 ※イベント終了。操作が可能になる。


■サウスマリー 村の出入り口(商店街) <シーンNo.1-5>

 村の出入り口。道具屋、武器屋、花屋などがあり、賑わっている。
 リディア、リーダー的な態度で、

リディア「さあ!早く『ノースラの森』へ行くわよ!!」

 フェレル、冷静な態度で、

フェレル「それもそうだが・・・・・・リディア、おまえ場所を覚えているのか?」
リディア「あったりまえよ!場所はここから・・・・・・ここから・・・・・・あっ、あれぇ~」

 フェレル、タメ息をつきながら、

フェレル「まったく・・・すぐに熱くなりすぎて目的を忘れるんだから・・・・・・」

 リディア、恥ずかしがっている表情で、

リディア「ははは・・・・・・ごめん・・・」

 フェレル、場を仕切る。

フェレル「・・・・・・『ノースラの森』はここから西の方角だよ」
リディア「西の方角ね!それじゃあ、行くわよ!」
フェレル「そう焦るなよ。その前に道具屋でアイテムを行こうぜ。何があるか分からないだろ」
リディア「あ~そうね。・・・・・・じゃあ、道具屋で準備を整えてから行こう!」
フェレル「おう」

 二人はアイテムショップで準備を整えてサウスマリーから西の方角にある『ノースラの森』へと向かう。

 ※フェレル、パーティイン。

<準備せずに行こうとした場合>

リディア「・・・・・・準備をした方がいいよね」

 出口から引き返す。

※操作が可能になる。アイテムを買ったら、出入り口でのイベントが進む。

<道具屋で準備を整えた場合>

 村の出口で、フェレルが確認をとる。

フェレル「リディア。これで、準備は整った?」

※選択肢、『まだ不安』と『大丈夫!』が現れる※

※①『まだ不安』と選択した場合。

リディア「う~ん、まだ不安かも・・・・・・」
フェレル「リディアらしくないな」
リディア「あ、あたしだって、心配することだってあるわよ!」
フェレル「分かったよ。じゃあ、もう少し念入りに見てみるか」
リディア「うん」

 二人は商店街に戻って、改めて準備を整える。

 ※村の中でのみ、操作が可能になる。

※②『大丈夫!』を選択した場合。

リディア「大丈夫!バッチリよ!!」

 リディアはフェレルに向かって、ピースしながらウインクをする。

フェレル「・・・・・・その自信に満ち溢れた態度が、心配だなあと思えるのは何故だろう・・・・・・」
リディア「な、なによ!信じきれないってわけ?」
フェレル「真に受けんなって!冗談に決まってるだろ。さあ、準備も整ったし、行こうぜ」

 フェレル、先に村の先へと歩き出す。

リディア「もう!」

 リディア、全身で冗談に対して不満だと表現しながらフェレルの後を追う。
 ※ストーリーが進み、フィールドマップからワールドマップに切り替わる。

 ワールドマップ上で、

リディア「えーと、ここから西の方角だったわね。分かりやすく言えば左の方向ね。よ~し!」

 ※イベント終了。操作可能がになる。ワールドマップを歩きまわることが出来る。(このときは、ワールドマップにまだ敵シンボルが出現しない)