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てっしゅう
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「夢の続き」 第八章 広島旅行

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修司の顔をじっと見て由美は何かを感じたようだった。それは修司にも同じことであった。ホテルへの帰り道、洋子はちょっと機嫌を悪くしていた。貴史が恭子と親しく話したからだ。相手は中学生なのにこんな気持ちになるなんて、最低、と自分に悲しくなった。

由美は洋子と貴史がすでに仲良くなっていたので遠慮せずに同じ部屋で泊まる予約をしていた。エキストラベッドを入れて三人は同室で寝ることになった。汗をかいたのでシャワーを浴びてバスタオル一枚で出てきた貴史の身体にちょっと忘れていたものを感じた由美は、いけないと思い目をそらした。

「貴史、お母さんがいるのに裸で出てきて!もう・・・」
洋子は怖い顔をしていた。恭子への態度と言い、母への態度と言い、自分勝手な部分が怒れたのである。
「怒るなよ。男だぜ・・・恥ずかしくなんか無いよ」
「洋子、構わないのよ。機嫌直しなさい。どうしたの?むすっとして、さっきから」

洋子は返事もせずに着替えを持って浴室に入ってしまった。