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第一話

＜第一話＞サラリーマンと洋ナシオッサン

「さて、今日も頑張って働くぞ！！」

　俺の名前は小島徹。30歳。バリバリのサラリーマンだぜ！
そんなことを思いながら俺は今日という日を始めるために３０階建てのマンションの入口から足を踏み出した。

「ふぁ～あ」

　軽く欠伸をし、背を伸ばし、ふと、上空に目をやると、屋上に黒い全身タイツを着たオッサンがいるのが見えた。
　
　そのオッサンの体型は典型的な洋ナシ体型であり、全身タイツがそのユニークなラインをより強調していた。

　そんな洋ナシオッサンを見て「とてもおいしそうだなぁー」と俺は思った。

　その矢先、「びょえぇえぇええええ～」と奇声をあげながら、洋ナシオッサンは屋上から飛び降りた。