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少女機械人形コーパス 第二幕

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<<綺麗…あなたは綺麗…>>

花立
<はぁーっ…はぁーっ…はぁーっ…>

<<その綺麗な体を頂戴…!>>

その形状を記憶しようとするかのように、白い細胞達はデーケルターレの上を這いまわり、そして溶解させていく。
花立
<……あんた…達の…思いどおりになんか…>
デーケルターレがうっすらと光を放ち始める。
花立
<絶対に…させない…!>
焼け爛れた全身に力を込め、花立は駆け出した。
花立
<そのまま…食らいついてればいいわっ!>
皮膚が溶ける痛みに狂いそうになりながらも、その双眸はしっかりと見据えていた。地底都市マヌス、そしてそこから伸びるコーパスへのデーケルターレ用射出口を。

池峰
『!?』
花立は駆ける。一心不乱にただただコーパスの頭上へ。
池峰
『デーケルターレ緊急シャットダウン!』
土方
『?!』
池峰
『早くしろ!』
土方
『はっ!』
花立
<させるもんですかーーーーーーーーーーーーー!!>
吠え、デーケルターレは高く跳ねあがった。
着地地点はデーケルターレの射出口。
デーケルターレは強く光を放ち、そして

ゴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアォンッ!!

着地と同時にコーパスが沈むその大地の直上で、光を放ちヴィロネカートを飛散させた。その衝撃は地底都市全土を襲い、そして地底都市の全てがその直後、闇に包まれた。

オペレーター
『衝撃により地底都市全体の電力機関が麻痺!』
土方
『回復急いで!』
オペレーター
『それが…メイン及び第一から第三までのサブ電源も完全に落ちた模様!機能しません!』
野柳
『生き残っている電源を全てここと研究室に回せ!他はどうなっても構わん!』
オペレーター
『はっ!』
慌ただしく本部が混乱する中、一人静寂の中で目覚める男がいた。