少女機械人形コーパス 第二幕
第二幕 第六場 Bis interimitur qui suis armis perit.
3月9日
午前07時28分
コーパス 武器開発室
ウィィィン
花立
「憂ー?いるー?」
タッタッタ<SE足音>
木左木
「いるよー。ってどうしたの?こんな早く。」
花立
「うん、ちょっと…。」
木左木
「もしかして、由加里の事?」
花立
「っ。」
木左木
「やっぱり…。私もニュースで知って驚いた。」
花立
「うん…。側にいてあげたいんだけど、今日は8時から本部に呼び出されてるから。」
木左木
「オッケー、私が合間見て由加里のトコに行ってみるよ!」
花立
「頼める?」
木左木
「うん、大丈夫!だから美希は美希にしか出来ない事を頑張って!」
花立
「うん。それとね…」
木左木
「?」
花立
「私にもしも何かがあったら、その時は…。」
木左木
「何かって…そんな縁起でもない!美希はデーケルターレの天才パイロットなんだから!何かなんてあるわけないよ!」
花立
「ん…。あははっ、そうーだよねっ。」
木左木
「そーだよ!」
花立
「…じゃ、私そろそろ行くね。」
木左木
「うん、頑張って!」
花立
「じゃ、失礼しましたー。」
ウィィィン<SE>
木左木
「美希!」
花立
「ん?」
木左木
「私…美希にまで何かあるなんて…絶対にイヤだから!」
花立
「あははっ、了解。」
作品名:少女機械人形コーパス 第二幕 作家名:有馬音文