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俺とみこの日常 3話

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それから5分ぐらい経った頃、全員揃った。
「よし、これで全員揃ったな」
「ああ」
「おーい、蒼大ー」
健太が戻ってきた。みーたんは見つからなかったんだろう、一人で戻ってきた。
「俺が走りまわってる間にもうみんな揃ってるじゃん」
「ああ、思ったよりみんな早く来た」
みんな暇だったんだろうか。
「とりあえず、これから探して回るわけだ。どこをどう探すか決めよう」
ここでリーダーになるのは俺だ。まあ、俺のせいでみーた……みこが家出したわけなんだから当たり前なんだが。
「みこちゃんが行きそうな場所ってなんか心当たりないの?」
「行きそうな場所か……あいつ最近ここに来たばかりだからこの町の事詳しく知らないし……あっ、そうだ!学校ならもしかしたらいるかもしれない!」
「学校って?僕たちが通ってる鈴丘高?」
太郎、君はバカか。まあ口には出さないけど。
「いや、みこが通ってる鈴丘中」
「「「「えっ!?みこちゃん学校に行ってたの!?」」」」
バカは太郎だけじゃなかった。
「行ってるに決まってんだろ!」
「てっきり蒼大の両親の作ったロボットかと……」
健太は頭だけじゃなく目もおかしいんだろうか。
「んなわけねえだろ!!」
確かに俺の両親は科学者でたまになんか変な(不良品の)機械を送ってくるが……さすがにあのレベルのロボットは作れないだろう。…多分。
「ああもう!話を戻すぞ!」
脱線してしまった話題を無理やり戻す。
「今はまだ4時半だ、部活生がいるだろ?」
「まあ…そうだろうな。俺達もいるときは6時半くらいまでいるからな」
健太がそう言った後、桜がわかった、といった感じで
「”2人の友達のどっちかに会って、その子の家に行く”ってこと?」
「そういう事だ」
多分俺ならそうする。
「ならさ、みこちゃんと仲いい子の名前は?」
「…すまん。知らないんだ」
みこが『友達』の名前を言ったことが無いからだ。
「じゃどう探すの?」
「とりあえず行ってみよう。どう探すかはそれからだ」
「おう」
作品名:俺とみこの日常 3話 作家名:ざぶ