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ちょびっつ
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突然革命事実 第二話

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時は流れて現在昼休み
あの後、いい方法は思いつかず、ボーっと空を眺めていた

授業中ということを忘れてシャッターをおしてしまったので教師にチョークを投げられた
あれは意外に破壊力がある
今後気をつけよう

俺と智紗は互いがいないと食事ができないため毎回昼食は二人でとっている
ちなみに二人でないと食べられない(母さんは除いて)

友人たちもそれは承知しているから俺達は食事に誘われることはまずない
かなり面倒だがもう慣れた
人間の慣れって怖い


「ひっ!…」


智紗が食事中に奇妙な声を上げた
多分またアレだろう


「どうした?」


わかってはいるが一応聞いてみる


「鋭い視線を感じたんだ…多分またアイツだ」


視線の先にいるのは学年で一、二を争うほどの美男子である壱塚 葵(いちづか あおい)だ
クールで口数が少ない、ミステリアスなやつ
アイツがしゃべったところなどほとんど見たことがない気がする

色素の薄い、茶色の髪にスッとしなやかな琥珀色の切れ長の瞳

容姿はとてもかっこいいのだが智紗は苦手らしい
アイツは毎日大抵この時間に睨みを利かせてくる
まあ、睨まれているのは俺なんだがめんどーなので言わない


「アイツ、ボクに恨みでもあるのか…?」


とんだ見当違いなことをいって智紗も対抗するように睨む
その馬鹿げた行動にどう反応するか最初は困ったものの今は素直にスルーしている


「そろそろ食ってくれ、動けないだろ」

「あっそうだった、ごめんごめん」


簡単な謝罪を述べて智紗は視線を戻した
そして、飯に食らいつく

ほんとに行動の一つ一つが男らしい
性別を間違えて生まれてきたんじゃないだろうかと疑いたくなる


「おい、さっさとどけ」


昼休みの教室に毒気を含んだ声が反響した
ベランダから片足だけ教室に踏み込んでいる声の主
日本人らしい短髪の黒髪に鋭い目つきの黒い瞳
普通に笑えばきっともっと男前だろう


「椅子を引け、この鈍感」


その声に顔を上げる

口の両端を吊り上げてあざ笑う声の主
何かを満足したように声の主は遠ざかっていった
宇佐美 隆盛(うさみ たかもり)、それがあいつの名前だ
あれで女子の人気が高いんだから女子ってよくわからない

通称、王または王様
貫禄のある響きとは対照的にドSで毒舌家、自己中心的な性格らしい
実際に会話をしたことがないからよくわからないが性格はかなり悪いと聞く


「おーい雪那、食い終わったぞ!」


飯に夢中で宇佐美の登場に気づかなかったらしい
ほっぺたにお弁当をくっつけて笑う姿はさながら小学生の男子だ

面白いからそのままにして俺は屋上へと上がった

だが、その行動のおかげで俺の人生は180度変わってしまう
そのことを俺はまだ知らない


―――――――――――――――――――――――――――
――――
――
あとがき

今回は結構長くかけました!
ほかのかたがたとは比べ物にならないくらい短いですが(汗

あ、そういえば気づかれた方もいると思いますが
分の区切りごとに改行してたり、句読点(特に。)がほとんどついていないと思うのですが

あれは特に意味はありません
癖…見たいなものです


できればお気になさらず読んでください(笑


読んでくださってありがとうございました!